シルックの「わ」

シルックの「わ」シルックの「わ」

お茶の魅力を若い世代に伝えたい

私にとってお茶の魅力は、自分を表現できること。よく〝茶の湯は総合芸術〟といわれますが、たとえばお茶事を開く場合、イメージを膨らませて趣向を決め、道具を取り合わせることで、自分の世界を表現できます。

もうひとつの魅力は、人と人とをつなぐ力があること。お茶席に入れば、知らない人同士が職業や年齢・性別の隔てなく会話して、一緒に和やかな時間を過ごします。自分がお茶事をする立場なら、人と人とを引き合わせることにも心を配るようにしています。

子どものころに母と一緒に始めた茶道ですが、お茶を教える立場になったのは2年ほど前から。私自身まだまだ勉強中の身ですが、教えることが一番の勉強と思って、生徒さんと一緒に学んでいきたいです。私みたいな人が先生をしていることで、若い世代の人たちや、お茶に堅苦しいイメージを抱いている人にも、お茶を身近に感じてもらい、その魅力を知ってもらえたらいいなとも思っています。

お茶の魅力を若い世代に伝えたい

シルックならお茶事に集中できる

シルックならお茶事に集中できる

お茶やお出かけ、パーティなど週に3~4日はきものを着ています。シルックはたとう紙に入れずに畳んで重ねておいてもシワになりませんし、洋服用のクローゼットにも収納できるので、思い立ったらぱっと取り出して着られるのがいいですね。

美しいデザインでありながら、気軽に着られるので、お茶のシーンにはシルックが大活躍。とくに長時間かかるお茶事の場合、着物をお茶で汚してしまうとずっと気になってしまいますが、シルックなら軽く拭けばとれますし、後のお手入れも簡単。おかげで余計な心配をせずに、お茶事に集中することができます。

お茶会では一つ紋をつけたシルックの色無地を着ることが多いですが、今日はお稽古なのでシルックの小紋で。寒さが増す時期なので、濃い色のきものに暖色系の帯を合わせてみました。そんなふうに、季節や趣向に合わせてきものをコーディネートするのも楽しいですね。

シルックならお茶事に集中できる

モデル・茶道家 永江宗杏

日本人の父と日本文化を愛好するカナダ出身の母のもとで、幼い頃から茶の湯やきものに親しむ。モデルとして雑誌・広告などで活動しながら、茶道家・永江宗杏として裏千家茶道教室「春花庵」を主宰。着つけの資格を持ち、きものにも洋服にも似合うアクセサリーのブランド「Yu-en by Anna Clair」も手がける。